事業内容
法人の名称
一般社団法人 海外まき網漁業協会
(英語名称) Japan Far Seas Purse Seine Fishing Association
所在地
東京都中央区銀座1丁目14番10号 松楠ビル 6階
設立許可年月日
昭和46年6月19日
主な事業の内容
- 当協会はかつおを主対象に遠洋漁場でまき網漁業を行っている法人・個人の団体です。漁業資源の開発、漁場の確保、漁業についての調査・研究、技術の発展を行い、漁業の健全な発展を通して、かつおの安定供給とかつお節を始めとした日本の食文化発展に貢献することを目指しています。
- 1) 漁場確保:日本の海外まき網漁船の主漁場は、南太平洋島嶼国の排他的経済水域(EEZ)で、これらの国々が持つ資源は水産物だけと言っても、過言ではありません。
我々はこの点を念頭に、このうち8つの島嶼国と入漁協定を結び、友好的な関係を維持しながら、経済的に且つ安定して漁獲物が供給できるよう、漁場の確保と事業を継続しやすい環境を整える活動を行っています。
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2) 資源管理:WCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)を主にIOTC(インド洋まぐろ類委員会)など地域漁業管理機構の会議で、かつお・まぐろ資源の持続的利用のための適切な管理・指導・調査研究に関する協議への参加と、情報収集活動を行っています。
また韓国・台湾などの漁業国と連携して働きかけを行うとともに、その決定や措置に対処しており、オブザーバーの乗船手配はそのうちの主要な業務となっています。
- 3) 現地船員:島嶼国内では雇用機会が限られた環境のため、若者の船員としての雇用促進が求められています。国の研修生制度や関係代理店の機能を利用して若者を勧誘し、継続雇用により島嶼国への協力と安定した労働力の確保に努めています。
- 4) 経営対策:国による各種の経営改革プロジェクトや経営支援事業を有効に活用できるように、手続き面で会員を支援しています。
また内外の環境に適応するために、他の漁業団体とも連携して、規制緩和や支援事業を国に要請する活動を行っています。更に島嶼国に対しては、合弁などの新しい形態の事業に関する協議や、そのために必要な相手側の協力を求める交渉を行っています。